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伊丹十三記念館

スタッフのいけだです。

少し遅い夏休み、四国へ建築めぐりに行ってきました。
まずは、伊丹十三記念館。
伊丹十三映画が好きで、中村好文さんの建築も一度見てみたいと思っていた私としては、
行かないわけにはいかんぞ!という訳で。

itami1.jpg

建築:伊丹十三記念館
開館:2007年5月
設計:中村好文+レミングハウス
http://itami-kinenkan.jp/index.html

焼き杉板の外壁と、高さを抑えて、薄く見せる屋根が良いかんじ。

itami2.jpg
ピンコロを敷き詰めたアプローチは、素朴で、建物の雰囲気に合っていました。

住宅の外構も、モルタル金ゴテ仕上げばかりだと味気ないので、
ピンコロとか、レンガとか…きっちりしすぎない、ちょっと雑草が生えても良い味になるモノを
使いたいと思っています。(どうしても外構までコストが回せない事が多いのですが)


内部は、13のカテゴリで紹介されています。
それぞれの展示物にちなんだ、展示スペースが作られていました。
例えば、「料理通」の展示では、タイル貼りの壁になっていて、引き出しが、キッチンの取手よろしく。。みたいな。
(内部はもちろん写真NGなので伝わりにくい…)

要は、「あぁ、中村好文さんっぽいなぁ。」という事が言いたいのです。

伊丹十三映画を最初に観たのは、いつだろう。
小学生位の時、金曜ロードショーかな。たぶん「マルサの女」。
内容はもちろん良く分かってなかったけど、スッキリ痛快!という印象だけは残ってる。

大人になって、映画が作られた背景を知って観ると尚、面白い。
小さい美術館だけど、オススメです。


外には、愛車の黒いベントレーが。
ピカピカはかっこ悪いとかで、あえて洗車はしなかったそう。
ホコリをかぶって、ネコの足あとがついて、それが良い。と。
itami3.jpg

【フェラーリくらいの最上等の車になると、色は渋いほど洗練された感じになってくる。白でもすでにはで過ぎる。赤ときては論外であろう。車はフェラーリくらいの芸術品になると、色で目立たせようとするなんてことが、車に対する侮辱になってしまう。『女たちよ!』(1968)】 伊丹十三の言葉より引用https://twitter.com/juzo_itami


かっこいいじゃないかよー!伊丹十三!

四国旅行つづく…
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  1. 2013/09/05(木) 11:51:16|
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